⇒前回のレポートはコチラ
前回までで、屋根の瓦桟の設置まで完了しました。
お次は、いよいよ瓦を設置していきます!
この量!瓦一枚で、約3.3キロの重さがあるそうです。
これを屋根まで上げるのって、相当大変ですよね。
いやいや、そこは便利な秘密道具があるわけです!
デーーーーーン
簡易リフトです!!
便利だなぁ。これで瓦もスイスイ上げられます。
こうして、荷揚げされた瓦をよく見てみると、3色ありますね。
白と、茶色と、濃い茶色。
ここで、素朴な疑問が。
『これ、配色って決まってるのかな?もしくは、職人さんのセンスなのか・・・?』
実は、別に決まっていないそうです。
職人さんのセンスで、いい感じに並べるみたいです(笑)逆にすごい
この絶妙な配色。素晴らしいですね!
瓦にも種類があり、雪止めという瓦があります。
こんな形状の瓦で、下から3・4段目の列に配置します。
その名の通り、雪が屋根に積もった際にドカっと雪崩れ落ちないようにする為のものです。
瓦は、このように一枚ずつ下から釘止めをしていきます。
次に、軒先に面材と呼ばれる合板を設置します。
それが終わったら、棟換気システムという設備の設置に取り掛かります。
棟換気システムとは、屋根裏に溜まってしまう熱気を、外に逃がす為のものです。
こんな感じで、一部屋ごとに換気用の穴を開けて通気口を作ります。
中から見ると、こんな風に穴が開いてます!
瓦が葺き終わりました!
以下ほとんどが同時進行の作業です。
前回のレポートで出てきた「金物」が、
図面通りの配置に設置してあるかの金物調査を行っていきます。
配線やスイッチなどもこの段階で設置をしていきます。
むき出しのスイッチ初めて見ました!
今度は、床から約1メートルの高さまでの部分に、防蟻薬剤を塗布します。
シロアリは怖いですからね。2度目の薬剤塗布です。
外壁を貼っていきます。 この釘打機を使います!
ちなみに、
150ピッチ(間隔)で打たれています。
印はありません。職人さんの長年の感覚で、ほぼ正確に打たれているそうです。
界壁の搬入を行っていきます。
界壁とは、部屋と部屋の間切りの壁で、1枚がかなり重いものなので
荷揚げ屋さんという、専門の方に搬入をお願いするようです。
(皆さん1人で4枚持つそうです。ムキムキです。)
これがその界壁です。
見るからに大きくて重そうです。
次に、窓・サッシを取り付けていきます。
こんな感じで窓を設置し、上から防水テープを貼っていきます。
この防水テープ、貼る順番があり、
こんな順番で留めていくそうです。
中から見るとこんな感じ。
窓がぴったりハマりました。
次に、外壁に防水紙を貼っていきます。
この白いシートです。
下から上に向かって貼っていくのには、理由があります。
このように、下からシートを貼っていけば、雨が隙間から入ることを防ぐことができます。
こんな感じで上まで貼り終えたら、水切りを付けていきます。
この水色のシールが貼ってある部分が水切りです。
これは、外壁を伝って雨が内部に入らないようにする為のものです。
次に、外壁を貼るための準備として、胴縁を貼ります。
胴縁とは、壁などで板を打ち止める下地としての、幅の狭い横木のことです。
このような感じで、防水シートの上から貼っていきます。
胴縁の間に少し間隔が開いているのは、外壁を付けた時の通気道確保の為です。
今回はここまでです!
現場では様々な作業が同時進行で急ピッチで進んでおります!
完成は、3月予定です!
次回現場レポートは、年明けの更新となります。
ご覧いただきありがとうございました!
良いお年を!(^o^)